オレグ・レヴェトン
- 「牡鹿の王の名の下に、ハハ! ストールンランドの“正当な”権威である我々は今週の税金を要求する! あとビールもだ」
- 「で、お前の可愛い嫁さんはどこだ、オレグ? 夕飯を用意させろ!」
- 「黙ってろ、間抜け。オレグ、あたしたちは牡鹿の王の税金を取りに来ただけだ。金を渡せばすぐ帰る」
- 「もたもたしてたら、奴らについてではなく奴らとお喋りすることになる。奴らに話す気があればだが…」
- 「脅しには屈しないようだな」
- オレグは不機嫌そうに手を振る。「奴らが何者かって? 牡鹿の王の一味だよ! この土地に溢れる盗賊どもは乞食の小屋に住みつくトコジラミみたいなもんだ。あんたはそれを怒らせた。ここからそう遠くない所に野営地がある。半日後には全
- 「奴らの狙い? あのヒルどもはこの土地を自分の物だと思ってる。奴らはここへ来て、欲しいものを奪い、奴らの親玉に納めると言って毎月俺らの金の大半を盗んでいく。俺たちが何も隠せないようにと門まで壊していきやがった。奴らの正確
- オレグは拳を強く握りしめる。「レストフからのお客はこの辺の盗賊よりも性悪らしいな。地獄に落ちろってんだ! 金をもってけ。俺たちには構うな」
- オレグは気まずそうに向きを変える。「それは今話すべきことか… まあ、いいだろう。俺たちはレストフから来た善良な人間だ。古びた砦を直して旅の宿にし、商人が地元の人間と取引できるようにしたんだ。時折現れる狩人も取引相手だ。こ
- 「俺も戦おう。錬金術師の火が入った使えそうな箱があるんだ。門の傍に置いて、盗賊どもが近づいてきたら火矢で点火する。矢は俺が打つ。クロスボウの扱いは得意だったんだ、昔のことだが」
- 「牡鹿の王と奴の手下に納めるものだ、当然な! あの牡鹿の王は自分をこの辺りを治める王だと思ってるようだ。奴の王冠には角が生えているかもしれないが、この辺りの厄介者は金さえもらえれば喜んで奴の命令を聞く。だから“税金”と称
- 「ほら、持ってけ。だが盗賊に向かって投げる時は慎重に頼む。交易所を燃やさないでくれ」
- 「スヴェトラナを隠さなくては。言い争ってる暇はないんだ、お前。さて、計画を立てる必要があるな。周りを見てこい。戦いに役立つ道具があるかもしれない。頑丈な罠にタール、それから… 錬金術師の火が入った箱もあるみたいだな」
- 「そんなことしたら火事になるぞ!」オレグが驚いて叫ぶ。「まあ、壁を何かで覆って守ればいいか… よし、わかった。上手くいくかもしれないな。俺も矢を打とう。クロスボウの扱いは得意だったんだ、昔のことだが」
- 「本気か? まあそういうなら。ほら、持ってけ」
- 「あんたの善意には感謝する。俺は礼儀を知らないかもしれんが、オレグ・レヴェトンは感謝の気持ちを決して忘れない! この交易所を守れたら、お返しはきちんとする」
- 「それはボッケンだ。ポーションを売ってる。世捨て人のように森で暮らしているが、ここには毎日来る。この辺の草木やその活用法に詳しい。牡鹿の王の一味は彼を利用したがってる。あの盗賊どもと戦うほどの勇気はないが、俺たちを見捨て
- 「スヴェトラナ、中で隠れてろ! 俺たちはお客さんに会いに行く」
- 「俺の血も飲みたいんだろ、違うか? 勘弁してくれ。お前らは飛蝗みたいにすべて食い荒らしやがる! あんな色付きのぼろ切れ掲げて、この辺を支配したつもりか? ここに来て金をまきあげ、また…」 顔がでこぼこした大男のオレグはあ
- 「わかった。終わったらすぐに教えてくれ。それから、交易所から出るなよ。盗賊どもがいつ戻ってくるかわからない」
- オレグは唸る。「まあ何だ、感謝する。この交易所を守り抜けたら、報酬になりそうな物をかき集めてやれるかもしれん」
- 「だが奴らが十分と思うことはない」
- 「わからんか? この悪党どもは善良な住民から盗んでいくんだ! 奴らのリーダー、牡鹿の王への“税金”とやらを集めるとか言ってな」オレグが唾を吐く。「だが俺は牡鹿の王に忠誠を誓った覚えはない! 俺が税金を納めるのはレストフだ
- 「お喋りしてるうちに奴らが戻ってくるかもしれん。だがどうすれば…?」オレグが呟く
- オレグが唸る。「じゃあ何だ。あんたを“閣下”とお呼びして、近くを通る度に跪けと? 貴族じゃないが、俺にも尊厳はある。跪いたりなんてするか! 戦いに備えろ。あんたがどういう男爵なのか見極めてやる。よし… 予備の罠もタールも
- 「戻ってきたあのヒルどもに全部奪われるなら、取引に意味なんてあるのか… まあいい。見てみろ」
