ジャメル・ヴィサー
- 「あなただ、閣下!」狩人は厳かに宝箱を渡した
- 「怪物を三体倒したのか? 私の仲間の無様さよ。では狩りを終えるか?」
- 「二つ手に入れたか! 我々がこんな風に負けるとは思わなかった。狩りの終わりを宣言するか、それともまだ続けるか?」
- 旅人たちは眉間に皺を寄せ、武器に手をかけた。しかしジャメルは首を横に振り、あなたに宝箱を渡した。「ここはあなたの土地だ。従おう。だが忘れるな、閣下… そういう振舞いを続ければ、いずれ玉座を守れなくなる」旅人たちは去ってい
- 「では始めよう! 狩場まではここから一時間で行ける。時間を無駄にするなよ。でないと我々が三つとも頂くからな!」
- 「良い狩りを!」
- 「誉れ高き閣下はその卓越した腕前で獣を一体屠った… だが残りの首は我々が頂いた」狩人が合図すると、旅人たちは怪物の首が入った二つの袋を差し出した
- 「獣は全て倒されたようだ。狩人たちに戻るよう合図しようか?」
- 「一体は我々が倒した。だが誉れ高き閣下は我々よりも多くの首を集めるという偉業を成し遂げた! 素晴らしい腕前だ!」狩人はあなたに向かって深くお辞儀した
- 「どうかしたか、閣下? まだ首を手に入れてないようだな。急がないと競争に負けるぞ!」
- 「ここからではあまり見えないが、私の仲間は時間を無駄にしない。急がないと全部持ってかれるぞ!」
- 「それは開けてからのお楽しみだ! 驚きに勝る賞品はないからな」
- 「エンベスの旅人が手ぶらで帰ってくることはあまりないが、今日は例外だ! 我々は一体も倒せなかった… 三体とも閣下の手で討たれたのだ!」
- 「これで狩りは終わりだ。結果発表!」
- 「ミヴォンからの客は怪物と戦ったが、なんとか倒せたようだ。閣下が現れなかったら死んでいたな。次の狩りに期待だ!」
- 「勝者なし! 賞品はお預けだ」
- ソードロードの姉妹はミヴォンのアルドーリの代表だ。装備を整えながら、姉のエドナが妹のジュリアを叱っている。ジュリアはため息をついて呆れた表情を浮かべたが、反論はしなかった
- 「仰せのままに」狩人は窓を開け、角笛を鳴らした
- 「狩りを面白くするために競争の要素を取り入れた」ジャメルは金で縁取られた宝箱を見せた。「この地には恐ろしい怪物が三体いる。私の仲間は怪物の首を少なくとも二つ持ち帰るはずだ。だが他に首を二つ、あるいは三つ持ち帰った部隊があ
- ピタックスで大人気の吟遊詩人であるアンナミード・ベラヴァラはイロヴェティ王の使者としてやって来た。狩りの道具は持ってきていないようだ
- ジャメルは顔をしかめた。「我々の部隊が戻っていない。探しに行こう。彼らは熟練の狩人だが、狩りの最中は何が起きてもおかしくない… 無事だといいんだが」
- 「ピタックスからの客が仕留めた獲物は… リス一匹! まあ、楽しんでくれたなら結構」
- 「奴らとは数百年に渡って戦ってきた。その間、色んなものを見たよ。とはいえ、ここの獣は我々にとっても見慣れないものだ。実質的に隣人なのだから、手を貸すのは当然だろう。それに怪物どもがあなた方を喰い尽くしたら、今度はこっちに
- 「ミヴォンからの客は怪物と戦ったが、倒せなかったようだ。彼らの遺体はミヴォンに返送した。運が良ければ、ミヴォンのアルドーリの手によって蘇るかもしれない。魔獣の脅威を甘く見た結果だ!」
- 狩人は小型望遠鏡をいじっている。「ここからではあまり見えないな。私も狩りに参加したいものだ!」
- 「参ったな… オホン! 閣下! 他に何か質問は?」
- 「ふむ、そうだな…」狩人はヒゲの生えた顎を掻いた。「エンベスの森は河川諸王国の中でも特に不思議な場所だ。魔力で満ちている。そこに住むフェイは、森に人間の居場所はないと思っている。当然我々はその逆だと思っているが」
- 「ピタックスからの客は狩りが終わる前に帰ったようだ。殺した獣はなし。急な用事でも入ったんだろう」
- がっしりとした体格で目つきも鋭く、白髪の目立つ旅人たちのリーダーは頷いて挨拶した。「閣下。狩りを主催してくださったことに感謝する」客の方を向いた。「皆、よく来てくれた! 私はジャメル・ヴィサー、エンベスの森から来た。喋る
- 「これは普通の狩りとは違う。獲物は兎や鹿ではない。アウルベアやヒドラ、ワイバーンだ。危険な標的だが、我々はこの地で特に巨大で獰猛な個体を複数確認している。市民の生活が脅かされる前に、奴らを排除することが目的だ」
- 「食欲旺盛でなにより。質問は以上か?」
- 「一体倒したか! 素晴らしい。だが急がないと残りは我々が頂くぞ!」
- 「閣下のご厚意により、首は三つとも我々が頂いた」狩人が合図すると、旅人たちは怪物の首が入った三つの袋を差し出した
- 「申し訳ないが、またの機会に。妻がいるので!」
