ヘンドリック
- 「ああ、確かに男爵は大したもんだ。だが彼はあんたが1ヶ月掛けてやる仕事を一晩で終わらせるだろうな!」ベルタはあなたを見つめた。「なあ、閣下、あたしをあんたのおとぎの城に連れてってくれないか?」
- ショーティは振り返り、やっとあなたの存在に気がついた。「おい、誰か来る! 武器を持て!」遅まきながら叫んだ
- 「ああ、悪い奴じゃない。でもあんたに彼女が扱える? あんたにできることなんて週一であたしと寝るくらいで、あたしがあくびをする間もなくぶっ倒れるだろ。あんたに彼女は乗りこなせないよ」
- 「おい! 俺の分も残しとけよ?」
- ヘンドリック
- ヘンドリック
- 「聞こえただろ、ショーティ。悪いな、運の尽きだ」
- 盗賊のリーダーはヴァレリーを見た。「おいベルタ! 男爵の手下のお嬢ちゃんを見てみろ! 清潔で優雅で、身なりが整ってる。彼女に色々教わったらどうだ?」
- 「仰せのままに。あー、閣下」盗賊のリーダーの顔は喜びに満ちている。「ここを片付けたら首都に直行する。お前ら、閣下に感謝しろ」
- 「言われた通り見張ってろ」男の声には威厳がある。彼がリーダーのようだ。もじゃもじゃの髭は絡み合い、食べかすがついている
- 盗賊のリーダーは深くお辞儀をし、もじゃもじゃの髭が生えた口でにやにや笑う。他の盗賊も同様に笑う。ショーティを除いては。彼は周りをきょろきょろと見るだけで、状況を理解できていない
- 「おい待て、お前ら」盗賊のリーダーは抜いたばかりの剣を収めながら言う。「それとショーティ、お前は落ち着け。見ろ、我らが男爵のご登場だ! ほら頭を下げろお前ら、下げろってんだ!」
- 「ああ、閣下、奉仕する準備はできた。今すぐ誓いを立ててもいい。靴だろうがケツだろうがキスしてやるよ! 森に隠れて泥にまみれて眠るのはもう嫌だ。合法的に商人から奪えるってのに盗賊なんてやってられるか」
- 盗賊のリーダーはあなたを見ると飛び上がり、疑念で隻眼を大きく見開く。「ショーティ、てめえ! 道を見張っとけって言っただろ!」
- 「ちゃんと足洗いますんで! 心入れ替えますよ!」盗賊のリーダーは笑う。髭の向こうに黒ずんだ歯が見える
- 「今度は何だ?」盗賊のリーダーは驚いたふりをした。「ここが俺たちの居場所だった。それが突然なくなったってのか?」
- 「黙ってろショーティ! すみませんね、閣下。あいつはとんでもない馬鹿なんです。新入りなんですよ」
- 「全ては閣下に栄光のため、当たり前でしょう」盗賊のリーダーはにやけながら言う
- 「牡鹿の王の一味と協力していたんだが、お前が王をぶちのめしたせいで誰にも頼れなくなった」
- 「俺たちはあんたの忠実な民だ! 善良な盗賊だよ、全員な」盗賊のリーダーが笑みを浮かべると、腐った歯が剥き出しになった
- 「ハ! 当たり前だろ」
