怒った農民
- 目の前の人々が顔を見合わせ、うなずく。何人かの農民が静かに向きを変え立ち去る
- そして人々は口論を始める。会話の端々をなんとか聞くことができる… 抵抗することを諦めた者、続行するよう要求する者もいる。しばらくすると、群衆の炎が消えたことがわかる。人々は振り返って去り、それでもまだ口論を続けている
- 目の前の人々は心配そうな顔をして後退する。何人かの農民はそそくさと立ち去る
- 「…男爵は正しい」
- あなたはレムスを探して周囲を見る。扇動者を取り除こうと努力しているにもかかわらず現れた怪しい老人だ。狂気の説教者は騒動からどうにか逃げ出すことができたようだ
- ざわつく人だかりが広場をほとんど埋め尽くしている、あなたが到着するとざわめきは静まり、人だかりから飛んできた石が足元の敷石にぶつかる
- あなたの言葉に冷たい静寂が返ってきた。群衆は暗い顔でお互いを見て、たいまつをぎゅっと握りしめる
- 「ああ、彼の仲間には悪党しかいない! 道と橋を封鎖している! 渡りたいって? 金を払え! 人々が命がけで逃げているのに、彼は私腹を肥やしてる!」
- 群衆の大騒ぎによって、あなたの声はかき消される。最前列にいる農民が叫びながらたいまつ、熊手、棍棒を掲げる
- 「わからないのか? 男爵を問い詰めたって何も変わらないだろう! 彼は死んでるより、生きてる方が役に立つ!」
- 怒ったざわめきが群衆に広がる。今にも爆発しそうだ
- 群衆はあなたの話に聞き入り、だんだんと歩み寄る者もいる。多くは賛同してうなずき、一番大きな声で叫んで非難していた者たちは目を背ける
- 人々はお互いを見て、ゆっくりと頷く。あなたの言葉が彼らを落ち着かせたようだ
- …群衆が解散し始めると、気まずい咳や足を引きずる者が出てくる。去り際に危険を追ってあなたを見る者や、急いで広場を去りながら顔を隠すものもいる
- 目の前の群衆が揺れ動き、ぶつぶつと声を上げる。人々は顔を突き合わせて小声で話し、頭を振って不機嫌な顔をする。さっきまで叫んでヤジを飛ばしていた反逆者たちはすっかり自信を失ったようだ。ついに、農民の一人が口を開く
- 「奴が来たぞ! あの野郎め!」
- 群衆は困惑し、互いに目配せしている。何人かは目を閉じて、首の聖印に手を重ねる
- 最前列にいる人々が一歩下がり、後ろにいる仲間を押し下げる。あなたと目が合った者は、すぐに目をそらす
- 群衆から怒ったざわめきが聞こえる。拳を振り上げる者もいれば、武器を振る者もいる
- 「病気? なぜそれを隠す? モンスターが愛する人々を切り裂いているのに黙っているつもりか? お前は呪いに関する真実を隠そうとしているだけだ!」
- しばらくの間、群衆は沈黙する。そして人々は顔を見合わせてささやく。怒りと憎しみに満ちた顔を向ける者もいる
- 「好きにしろ、男爵、行かせよう。でも忘れるな… 命を懸けて信用してるんだからな」
- 神官の演説が終わりに近づくと、沈黙が漂う…
