この本の著者であるあたし、ニックネーム選びにいつも失敗してきたリンジィは、今もここにいる。首都の図書館に収蔵された、自分の作品の中に住んでいる。人と本に囲まれて暮らすという、長年の夢が叶ったのだ。来る日も来る日も、誰かが
この本の著者であるあたし、ニックネーム選びにいつも失敗してきたリンジィは、今もここにいる。首都の図書館に収蔵された、自分の作品の中に住んでいる。人と本に囲まれて暮らすという、長年の夢が叶ったのだ。来る日も来る日も、誰かがあたしのページをめくる。物語は、多くの人の心を動かし、彼らにペンを持たせてきた。読者達は、数多くの美しい物語や詩を書き、退屈な人生にとらわれた囚人達を、永遠の幻想の世界に送り込んだ。これ以上の夢があるだろうか? 高潔なる読者諸君。この物語があなたの心に火をつけたことを願う… あるいは少なくとも、一時の楽しさを提供したことを! ともあれ、終止符を打つ時が来たようだ
