「そのトーナメントとは?」
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- 「その可能性はあるわね! 絶対に何か罠がある… イロヴェティのことだもの! でも、これは彼が主催する祭りで、近隣の仕事相手が出席する場所よ。あなたを殺そうとするとは思えないわ。むしろ詐欺のような取引を仕掛けて来そう。だか
- 「ピタックスの上流階級は全員参加するわ… 大芸術院の関係者もね! ひょっとしたらアタリア・ギタレン院長も。イオバルド先生とあたしが本を書いている話を聞いた彼女の顔を、見てみたいわ!」
- リンジィは興奮して、高価な紙に綺麗な筆跡で書かれた手紙を振り回した。「ねえ見て! ピタックスの王、イロヴェティからラッシュライト・トーナメントへの招待が来たわ! これは逃せないわよね? もちろん、あたしもお供するわ!」
- 「もちろん! 何を聞きたい?」
- 「イロヴェティが数年に一度開催しているの。ミヴォン、グラルトン、ブレヴォイなど、近隣中の王国から賓客がやってくるわ。あたし自身行ったことはないけど、とても楽しいと聞くわね!」
- 「そこに見知らぬ吟遊詩人が宿屋に入って来て、いくつか怪しい取引をし、いきなり主人に成り代わった。全てが昔のままだけど、今では壁に主人の肖像画が飾られ、吹奏楽団が毎晩音楽を奏で、ペットの熊を連れたジャグラーが部屋の中を歩き
- 「イロヴェティの頭の中なんて、わかる訳がないでしょう? 彼はあなたのことを男爵として重要ではないと思っていたのかもしれない。けどもうあなたは正真正銘の王よ! 彼と対等と言ってもいい! 彼が催す今年の大きな社交イベントに招
- 「イロヴェティなどトーナメントごとアビスに堕ちればいい。欠席すると返信してくれ」
- 「これは本当に罠じゃないのか?」
- 「面白い。ああ、時間があるなら… もちろん参加する」
- 「ピタックスと王のことを教えてほしい」
- 「そのトーナメントとは?」
- 「もしイロヴェティが数年に一度開催しているなら、なぜ今まで招待されなかった?」
