「そもそもの最初から話してくれ」
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- 「もう一度話せるのはうれしいよ。それとも特に気になる部分があるのかな?」
- 「ああ、まだ内海をタルドールの商船隊の一員として航海していた頃からの夢だった。ブラインハートって名を思いついたのもその頃だ。髪にまとわりつく潮風、索具のきしむ音、カモメの鳴き声、あの無鉄砲な日々のいい思い出だ」
- 「あのシェリアックスの貴族もマモンと協定を結んだ。シェリアックスの貴族ならやりそうなことだ。で、その貴族は取引を急いで果たそうとしなかった。そいつを殺したおかげでマモンは私に感謝し、似たような協定を提案してきた。かなりの
- 「おかげで、この不名誉な運命から逃れることができたよ」
- 「奴の死後、反乱が勃発した。それはシェリアックスで格別新しいことではない。奴を偶然ながら殺した者として、私は反乱軍のリーダーに指名された。だが言っておくが、私は最初に見つけた機会を生かして逃げ出した。船に飛び乗り、航海に
- 「人は望むものを必ず得られるとは限らない、そうだろう。もっとも私は例外だがね」ダーヴェンは気取った笑みを見せる
- 「いつも王になりたいと夢見ていたのか?」
- 「教えてくれ、どうやってマモンと協定を結んだ?」
- 「で、そのシェリアックスの貴族にどうして怒っている?」
- 「マモンとの協定は要するに何だ?」
- 「他にも質問がある」
- 「そもそもの最初から話してくれ」
