「で、どう思う? 悪いのは誰だい?」
「で、どう思う? 悪いのは誰だい?」
- 「奪った? 花嫁は物じゃないんだ、自分の意思がある。誰を愛するかなんて自分で決めるもんだよ!」老婆は呆れたように吐息を漏らした。「ナイタに魔法をかけたってのも信じられないね。魅了の魔法の効果はよく知っている… 自分の目で
- 「かもねえ… でも憎しみには相応の理由があるもんだよ! 彼の視点に立ってみな。愛する人は森へ連れ去られ、愚かな父はそれに加担している… 本気で彼女を救う気だったんだろうよ!」
- 「おや、思ったより賢いじゃないか。そう、ドーシーは魔術師じゃない。あんな強力な魔法を使えるわけがないんだ」老婆は片方の眉を上げた。「ドライアドの女王を怪物に変えるなんて普通じゃない。嘘をつく度に膝が痛む呪いをかけるのとは
- 「たしかにウィルバーは昔から臆病だった。誰も傷つけたくなかったがゆえに全員を傷つけ、娘と婿の両方から報復された… でも皆の幸せを願っていたのは間違いない。呪いに油を注いだのは彼の憎しみじゃない…」
- 「心には逆らえないだろ? 少女が恋に落ちるのも情熱を失うのもよくある話さ。最悪なのは自分の父親に呪いをかけたこと。これは駄目だね。でもそんなことをするくらい激しい恋だったんだろうよ!」
