「物語の始まりは退屈極まりない。妹と私はカディーラで生まれた。ティーフリングには最も不向きな場所よ。そこの住人たちは輝くサレンレイを崇拝していて、自分たちを善の守護者だと思っている。もちろん、私たちをすぐにダンジョンに放
「物語の始まりは退屈極まりない。妹と私はカディーラで生まれた。ティーフリングには最も不向きな場所よ。そこの住人たちは輝くサレンレイを崇拝していて、自分たちを善の守護者だと思っている。もちろん、私たちをすぐにダンジョンに放り込み、理由もなく殺そうとするような人はいなかった。でも、社会的な地位に関しては望むだけ無駄だった。あの国で、貧困からのし上がることは不可能よ。みんなコネや噂を、黄金よりも大切に思っている。生まれてからずっと、私は厄介で予測不可能な、邪悪な存在だとして見下され続けた」
話者カネーラ
