…背を向けて立ち去る
…背を向けて立ち去る
- 登り続けるのは簡単ではなかった。湿った苔での指は滑り、足元の岩はボロボロと崩れ去った 背後の出っ張りの上から、大きな鴉が壁をよじ登るを熱心に見つめていた
- 下に降りるのは簡単だった。は難なく一行に合流した。その後我々は…
- 平原に廃墟と化した塔がそびえ立っていた。まるで碑文の解読すらままならないほどに古びた墓のようだ。崩れかけの巨大な階段は1段毎によじ登らねばならないほどに高く、かつて扉が付いていたと思われる入口は、我々が横一列に並んで歩い
- は出っ張りを掴もうとしたが手が届かず、地面に叩きつけられた。体はねじ曲がっていたが、命に別状はなかった。彼を助け起こした我々は…
- 自重で崩れる前の塔の高さは想像もつかなかった。塔の所有者も我々より遥かに背が高かった可能性がある。しかし壁登りが得意な者なら、壁の亀裂や穴を利用して塔をよじ登れるだろう
- 我々は立ち去り、永遠の眠りに就いている石の巨人を起こさないことにした
