リベルの送られなかった手紙

愛しき姉さん。ティルターレンを覚えている? 3年前不運にも、レヴェニーズ山脈を越える道で出会った彼を。彼は山道で、旅人を待ち伏せしていた盗賊の一団に突っ込んでいってしまったの。彼の武器は爆弾だけだったのだけれど、雪山では頭上に雪崩を起こさず爆弾を使うことはできなかった。私は偶然ウェアウルフの群れから逃げて、反対側の道から登っていたの… そして、あの恐ろしい猛吹雪が起こった… 結局、大変なことになってしまったの。アハハ! 私とエルフは、三日間その狭い洞窟に閉じこもっていた。外を見るのを恐れて。盗賊とウェアウルフが、吹雪のなかをうろついていた。時折、鋭い叫び声が響き渡り、再び静かになった。私達がついに洞窟から逃れた時には、お互いに歯を食いしばってさよならを言うほど嫌気がさしていて、もう二度と会わないことを願いながら静かに別れたわ。まあ、その希望は打ち砕かれた。私達はストールンランドの真ん中で、また偶然に出会ってしまった。そして、お互いが同じ目的地に行く途中だってことを知ったのよ! いつか、この私達の冒険と出会った方法について、もっと詳しく話すわね。それが"またあなたなの!"で始まったことを知っている、そして… なんていう偶然なんでしょう! 私達は同じ夢、ドラゴンによって送られた夢を見ていたことを発見したの。わかってると思うけど、危険な一つの遠征から次の遠征へと暮らす冒険者のパーティーでは、全ての物事が早く… 起こるわ。それは私とティルの間でも同じだった。旅の五日目には、彼の無表情な顔が甘く見えた、そして錬金術の小瓶がジャラジャラいう音が、心地よく聞こえて来たの 今日は私達が再会してから37日目の夜で、ドラゴンが私達を呼んだ洞窟の中でキャンプをしているわ。今日、ティルが特別な貝殻をくれたの、お守りよ。彼はこれが、危険な場所で生き延びるのを助けてくれると言った。それに、一日の最後に言った言葉を覚えているんだと言うの。貝殻をあなたの耳に当てると、その声を聞くことが出来る。彼はこれを私に渡して、巡回に出掛けた。今日は彼の番だったから。最初は貝殻の言うことを聞いてみようとは思わなかったけれど、聞いてみたら… "結婚しよう"って。きっとあなたは私のことを、思慮の浅い愚か者だって思うでしょうね、大事な姉さん。でも私の答えは、もう決まっているの。ここに私達を呼んだドラゴンのゼリレンが神官なのは、変な神を信仰しているとはいえ良いことよ。退屈なスピーチと神官の儀式がなかったら、結婚はできないでしょう?」

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リベルの送られなかった手紙 - Kingmaker