古い羊皮紙

古い羊皮紙に、弱々しい手で書かれた文字がある。時間の経過によって変色しているが、かろうじて読める 「毎朝、22歳の青年として目覚める。今日は人生で最高の朝だ。なぜなら盾の道にそびえ立つ見張り塔の配置に初めて付くからだ 毎朝目を開けると、塔が崩壊しているのが見える。恐ろしくなって節くれだった指で灰色の髭に触れると、盾の道はすでになく、この状態になって数えきれないほどの年月が経過していることにゆっくりと気付いた。今の俺は、老いぼれゴーゲンが死んで俺を一人にした時の年齢を上回っているだろう。時間は容赦なく塔の石と、俺の体と思考を衰えさせた 唯一影響が及んでいないのはトラグの聖像だけだ。像の中に隠されているものを守るのが俺の使命だったのは覚えているが、それが何なのかは覚えていない。首から下げている鍵… ラングバックの金の歯車は敷石のように重い。ウォラダシュの白い歯車はどこへ行ったんだ? 思い出せない。スケッジの赤い歯車は持ち主のゴーゲンが死んだ後、どうなった? 分からない 毎朝、人を探して近隣を歩き回っている。もう何年も見ていない。商人や盗賊さえも。時には自らの思考に騙され、つい昨日狩人や斥候と話をしたことを思い起こさせられる。だがこの記憶は事実にしては曖昧すぎる。俺の貧弱な頭は幻で自らを楽しませているようだ。ドワーフがこの地に戻り、道を修復することをあまりに長い間待ち望んできた。もう親族がこの世にまだ残っているか疑わしい。それどころか誰も生きていないのではないだろうか。もしかして、想像し難い病によって、俺を除くゴラリオンの全ての人々は消滅してしまったのだろうか? もしいつの日か誰かがここを訪れ、これを読むことができたなら、俺たちの名前を覚えてくれ。この塔は4241年にウォラダシュ族、スケッジ族、そしてラングバック族のドワーフによって建てられた。そして4499年に放棄された。俺たち最後の盾は、トラグの栄光とドワーフの人々のために永遠に見張りをするべくここに残された。俺たちの名前はゴーゲン・スケッジとウォーク・ラングバックだった。これは俺たちの選択だったし、後悔もない 俺たちのことを覚えていてくれ」

価格
0 gp
重量
1 lb
古い羊皮紙 - Kingmaker