堕ちた錬金術師の小瓶
錬金術師の携帯ラボ。所有者の名前が銅の皿に「スマラグダ・フェルドゥ」と彫られている。小瓶の中身はとっくに蒸発してしまったが、ラベルのいくつかはまだ読める、むしろ長い文のようだ。 「トリカブトの根の解毒剤―ついに使い切ってしまったようだ」 「黒い蓮エキスの解毒剤―昨日彼らに器に入れられた。どこから入手したんだ!?」 「バルバズ凝固粘液の解毒剤。バルバズがここに住んでいなかった事を、デズナに感謝する。だがリアフェラが激怒していたので、彼女が凝縮バルバズになってしまっても不思議はない」 「どんな水源の水にも3滴加えること。もし誰かが水を持ってきたら、9滴加えること。でもまだ飲んではいけない!」 「呪文からの防御方法。ティオコが実際何の呪文を掛けようとしたのか知らないが… (精神異常からの回復か? このパーティーでまともなのは私だけだ!)どうあれ、もう二度とやらせない」 「マヌシュ用の気つけ薬。彼の顔は青ざめていて、今にも消えてしまいそうだ。彼は何をそんなに恐れているのか不思議だ」 「しびれ薬。もしルブゲンが財宝のことをしゃべり続けたら、これを彼のフラスコ瓶に入れてやろう」 「ヒ素。この愚か者どもと奴らが私に毒を盛ろうとする試みに飽きたら、これを飲むつもりだ」
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