油革に包まれたメモ

「夕暮れ時にこの島に着いた。浜辺で夜を明かし、夜が明けたら上陸することにした。茂みの上を漂う光を見た。なぜか我々に近づかず、距離を取っている。明日は廃墟に向かう。 案内人として私を雇った僧侶と聖騎士は何だかよそよそしい。廃墟に隠された物について小声で話し合っているが、私が来ると黙り込む。ここに来た目的はガンダーソンという男のために宝を探すことだが、あの二人は何か別のことを企んでいるようだ。リズメルがネサスの僧侶であるということも不安の種だ。ネサスの信者の気分や手段は、彼らが崇拝する神と同様にコロコロ変わると聞く。少なくとも今のところ、僧侶はおとなしくしている。廃墟についてやたら熱心に話す点を除けば。とにかく、ブリトはイロリの聖騎士であるから、彼の正義感は頼りにしてもいいだろう。 キャンドルメア湖で妙な事が起きていると耳にした。数日前、地元民が島の塔の上で光が激しく点滅するのを見たと言っていたが、それが何なのか説明できる者はいなかった。妙なものは他にも見た。小船に乗って島に近づいていた時のことだ。浜辺に変な老人がいたのだが、この島は無人のはず。老人もこちらに気付いたのだろうか、姿を消してしまった。老人の後を追いたかったが、野営地を離れるわけにはいかない。地元民の言う通り、この島は呪われている気がしてならない。 呪いがただの作り話で、リズメルが妙な真似をしなかった時は、ここに戻ってこのメモも持って帰る。もしこれを読んでいるなら、旅人よ、小船に乗って元いた場所に帰るんだ。 エラスティル、どうか私にご加護を。 モリー・フォクレー」

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油革に包まれたメモ - Kingmaker