疲れた旅人との応答
ボロボロになった人気雑誌アブサロム・レポーターのある号では、カラフルな服を着て微笑むノームが表紙を飾っている。このアーティストはお高くとまったポーズで描いている。彼の足は巨大な爬虫類の頭蓋骨の上に乗っており、頭ほどの大きさの宝石を誇らしげに掲げている。そして太文字で、見出しはこう書かれていた。「高名なトレジャーハンター、バランダボール・ゼッセルワンドへの独占インタビュー!」 ―ゼッゼルワンド卿… ―ハッハッハ、堅苦しいじゃないか? ボールと呼んでくれ ―わかりました、ボール。最近、ガルーンドへの長い旅から戻られたということですが ―まあ、ガルーンド全土ではないけどね。多くの時間をオシーリオンとカタペシュで過ごし、ゲブ、ネックス、ジャールメレイへの小旅行をして過ごしたんだ ―それが遠征の目的だったんですか? ―いい質問だ! デズナに何度も問いかけてみたよ。"どんな悪魔がそこへ行かせようとしているのか?"と ―特に、それぞれの苦境から奇跡的に脱出するたびにね… 知ってるかな? この質問への答えは、どれも関係がないんだ! ああ、その通り! 元々は、ピラミッドの建築に関して、一つの仮説を確かめようとしたと言っておこう。だが、そこにたどり着く前に、数百年も砂の中で眠っていたスフィンクスを目覚めさせ、無傷のまま逃げ出せたのは幸運だったよ。ワジェトの神官と哲学について語り、3つの太陽が昇るのを目撃して、新しい9つの料理を味わい、4種類の酒と、2種類の新しいタイプの煙草に出会ったんだ。ピラミッドの仮説は結局全くのたわ言だったことが判明したんだが、それを知った時は既にソシスの真ん中で古代の怪物の遺体を復活させようともくろむ秘密の教団の残虐行為の調査に忙しかった。このように、名目上の旅の目的なんて、全然問題ではないんだ! ―無遠慮な質問で申し訳ないですが、噂では冒険者生活を送ったにもかかわらず、あなたですらノームの永遠の苦しみを避けられなかったとか ―漂白化ね… なんというナンセンスだ! ハハハ、漂白化? この私が!? それは、私の敵となることを決められた者達が持つ希望に過ぎない。南の太陽が私の髪を染めた時、そして彼らがそれを見るとすぐに、噂が広がり始めたのだ! 間違いなく、私が何かで死ぬとしたら、それは別の冒険でだ。きっぱりと言うが生きる意志を失うからではない! ―それを聞けて良かったです! それでは、今後の計画はどういったものですか? ―北へ、河川諸王国へ行こうと思っているよ。最近、とても奇妙な夢を見るんだ… 詳細はまだ話せないが、ずっと好奇心を抱いている。だがもし、その一部でも真実だったならば、私が戻った時には、信じられない冒険譚を出版することができるだろう! ―ではインタビュー、ありがとうございました。次の旅の幸運を祈っています! ありがとう!」
- 価格
- 1 gp
