呪文の狙いをつける

術者は、呪文のタイプにもよるが、呪文が誰に作用するか、あるいは呪文の効果がどこを起点にするかを選択しなければならない。呪文の解説の次の項目では、呪文の目標、効果、効果範囲を定義している 目標 呪文の中には“目標”のあるものがある。これらの呪文は、対象がクリーチャーか物体かなどは呪文ごとに決まっているが、それらに向けて直接発動する。術者は目標を見るか、触れるかできなければならず、その目標を特定して選択する必要がある。ただし、術者は呪文の発動を完了させるまで目標を選ぶ必要はない 呪文の目標が自分自身であれば(呪文の解説で“目標”に“術者”とあれば)、術者はセーヴィングスローを行うことはできないし、呪文抵抗も適用されない。こうした呪文の場合、セーヴィングスローと呪文抵抗の項は省略されている 効果 呪文の中には、既に存在するものに作用するのではなく、何かを創造したり召喚したりするものもある 術者は目で見るか定義することで、そうしたものが現れる場所を指定しなければならない。呪文の“距離”によってどれだけ遠くに出現させられるかが決まるが、効果が移動できるものの場合、出現した後は呪文の“距離”に関係なく移動することができる 光線 効果の中には光線であるものもある。術者は遠隔武器を扱っているかのように光線の狙いを定めるが、たいていの場合、通常の遠隔攻撃ではなく遠隔接触攻撃を行う。遠隔武器と同様、術者は暗闇の中や不可視のクリーチャーに向けて、当たれば幸運とばかりに発射することもできる。目標型呪文とは異なり、命中させようとするクリーチャーが見えている必要はない。しかし、途中にクリーチャーや障害物があれば、それは術者の視線を遮ったり、術者が狙っているクリーチャーに遮蔽を提供する場合もある 光線呪文に持続時間があれば、それは呪文の引き起こす効果の持続時間であって、光線自体が存続する時間ではない 光線呪文がダメージを与えるものであれば、武器と同様にクリティカルヒットになる可能性がある。光線呪文は攻撃ロールの1d20のダイスの目が20でクリティカル可能状態になり、クリティカルヒットになれば2倍のダメージを与える 拡散 特に雲や霧のような一部の効果には、起点(交点でなければならない)から拡散するものがある。この効果は曲がり角の向こうや、術者から見えない範囲にまで広がり得る。その呪文の効果が回り込む部分についてはそれに沿って距離を測定すること。この種類の効果の場合、術者は起点を指定しなければならないが、効果範囲の全体に対して術者からの効果線が通っている必要はない 範囲 呪文の中には、ある範囲に作用するものもある。呪文の解説で効果範囲が特別に決まっていることもあるが、たいていは、以下の分類の1つに入る 範囲の形に関わらず、呪文の起点となる場所を選択する。起点を選択することで、どのクリーチャーまたは物体に呪文が影響を与えるか決めることができる 爆発、放射、拡散 効果範囲に作用する呪文のほとんどは、爆発か放射か拡散として機能する。どの場合も、術者は呪文の起点を選び、その地点から効果範囲を計測する 爆発呪文は効果範囲内に収めたあらゆるものに作用する。これには術者が見ることのできないクリーチャーも含まれる。起点に対して完全遮蔽を得ているクリーチャーには作用できない(つまり、この効果は壁を回り込んだ先に及ぶことはない)。爆発の基本的な形状は球形だが、爆発呪文の中には円錐形と記載されているものもある。爆発呪文の範囲には、呪文の効果が起点からどれだけ遠くまで広がるかが明記されている 放射呪文は爆発呪文と同じように機能するが、呪文の持続時間の間じゅう、起点から効果が放たれ続ける。ほとんどの放射は円錐形か球形である 拡散呪文は爆発と同様に広がるが、壁を回り込む。術者が起点を選び、呪文はすべての方向に記載された距離だけ広がる。回り込む部分を考慮に入れて呪文の効果が覆う範囲を計算する 円錐形、円筒形、直線状、球形 効果範囲に作用する呪文のほとんどは、特定の形状を有する 円錐形呪文は術者から術者の指定した方向に向けた四分円に発せられる 円筒形呪文を発動する際には、術者は呪文の起点を選ぶ。起点は水平な円の中心点となり、呪文はこの円からなだれ落ち、円筒形の範囲を満たす。円筒形呪文は範囲内にあるすべての障害物を無視する 直線状呪文は術者から術者の指定した方向に向けて直線状に発せられる。この効果範囲は術者のいるマスのいずれかの角から発し、呪文の“距離”限界に達するか、効果線を遮る障壁にぶつかるまで伸びる。直線状呪文は、その直線が通り抜けるマスにいるすべてのクリーチャーに作用する 球形呪文は起点から広がり、球形の範囲を満たす。球形呪文は爆発でも放射でも拡散でもあり得る クリーチャー この種の呪文は、クリーチャーに(目標型呪文のように)直接作用するが、術者の選んだ個々の目標に作用するのではなく、いずれかの形状の効果範囲内にいるクリーチャーすべてに作用する。その範囲の形状は球形の爆発や円錐形の爆発である 多くの呪文が“生きているクリーチャー”に作用する。これはアンデッドと人造以外のすべてのクリーチャーを指す。呪文の範囲にいたが呪文の対象とならない種類のクリーチャーは、作用を受けたクリーチャーの数に数えない 物体 この種の呪文は、術者が選んだ効果範囲内の物体に作用する(クリーチャーの項と同様だが、クリーチャーの代わりに物体に作用する) その他 呪文は解説で定義されている、独自の範囲を持つ 効果線 効果線とは、呪文が作用するかどうかを示す、遮られていない直線の経路である。固体の障壁があれば効果線は妨害されてしまう。これは遠隔武器を使う際の視線のようなものだが、効果線は視線とは違って、霧や闇など通常の視覚を制限する要素に遮られることはない 呪文の目標や、呪文の効果を発生させたい場所、呪文の起点に対して、術者からの効果線が遮られることなく通っていなければならない 爆発、円錐形、円筒形、放射の呪文の場合、呪文は起点(球形の爆発の中心点、円錐形の爆発の開始点、円筒形の円、放射の起点)から効果線が通っている効果範囲、クリーチャー、物体にのみ作用する 1平方フィート以上の穴が開いている固体の障壁は呪文の効果線を遮らない。そのような開口部があれば、壁のうちその周囲長さ5フィートの部分を、呪文の効果線が通っているかを調べる際に固体の障壁とはみなさない

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