カブロン・テドリム
- 「わかりましたよ!」カブロンは大声で言った。「白状します! 白状しますから! ここには狩りをしに来たんじゃない! でも… 私は悪くないんです! 悪いのは彼女! 妻の方です!」
- テドリム夫妻は視線を交わした。「申し訳ありませんが、閣下」カブロンは残念そうに見える。「お力にはなれません」
- カブロンは頷いた
- カブロンは眉を上げた。「本当ですか、閣下。私の実績はブレヴォイ以外ではあまり知られていないはずですが」
- 「ええと… 弓です」
- 「こんにちは、男爵様」かなり低い声だ。「自己紹介しましょう… 私はカブロン・テドリム。レストフから来ました」彼は隣の女に向かって頷いた。「こちらは妻のウナ・テドリム。ここには狩りをしに来たのですが… まさかあなたにお会い
- カブロンは広間を見渡した。「我々にとって、そういった手合いは見慣れないものです。それにレストフの法律家の観点から言わせていただくなら、この部屋の誰もが不審に思えますね」
- カブロン・テドリムは喉元にナイフを突きつけられたかのように固まった。「そ… そうでしたか」彼は笑みを浮かべようとするが、目には恐怖の色が浮かんでいる。「色々聞き及んでいるかとは思いますが、多分私は無関係です… テドリムは
- カブロン・テドリムはお辞儀した。「閣下?」
- 「私は法律家です、男爵様」カブロンは刺繍入りのベルトに手を掛けた。「私の仕事はレストフの法が順守されるよう努めること。妻は家事の担当で、長旅にもきちんとついて来てくれます」
- カブロンは微かな笑みを浮かべた。「少し違いますね。私は弁護士です。多少の実績もありますが…」カブロンは詳しく話そうとしたが、そこで口を噤んだ。「つまらない話はやめておきましょう」
- カブロンは財布から鍵を取り出すと、あなたに手渡した。「仰せのままに、男爵様」
- 「どういたしまして」
- カブロンの顔はシーツのように白くなった。「あの… それは… ええと…」微かに震える唇を舐めた
- 「私は信者じゃない!」カブロンは涙目になった。「信者はウナの方です! 彼女が言ってたんだ、ラマシュトゥの神官が助けてくれるって! それでこんな… こんなクソみたいな場所に連れて来られた! 行かないなら離婚するって脅されて
- 「仰せのままに、閣下」
- カブロンは固まった。「ええと…」息を呑んだ。「クーガーです」また息を呑んだ。「立派な捕食者ですよね。立派な狩人に相応しい立派な獲物です」不自然な笑みを浮かべた
- カブロンは素早く頷いた。「ええ! 彼女… ツァナのいない生活なんて想像できませんよ」
- 「いいえ」カブロンは眉を撫でた。「それに彼女は人と知り合うのが嫌いなようです」
- カブロンはあなたの後ろを見た。「そういえば… あの若い女… いつここに来たんだったか」妻を見た。「お前は覚えてるか? 女主人は彼女を何と呼んでいたかな」
- 「実を言うと、かなり恥ずかしい話なんですが…」カブロンは作り笑いした。「私には狩人の才能がないみたいで。一日に三本も弦を切ったんですよ! 頭に来たから膝で弓を叩き折ってしまいました! みっともない話でしょう…」
- カブロンの体は震え、声も震え、顔は青ざめている。「な、な、なんのこっ、ことでしょうか?」
- 「ええと、それは…」カブロンは咳払いした。「この辺に良い獲物がいると聞いたんです。ならこの目で確かめようじゃないかと… それが本当かどうかをね。妻も旅に賛成してくれたので… ここに来たというわけです」
- 「どうでしょうね。ですがストールンランドの発展とあなたの尽力については誰もが知っていますよ。… 国境の外でも広く知られた名前です」カブロンは丁寧に浅いお辞儀をした
- 「もちろんアバダーです! 法と弁護士の神ですから!」カブロンはじっとあなたを見ている。「アバダーのことは当然ご存知ですよね? ご存知のはず! まあ知らなくても構いませんが」
- ヒゲを生やした中年の男が立っている。大きな金の首飾りを身に着けている。その隣にいる女は丁寧な笑みを浮かべ、近づいてくるあなたに向かって頷いた
