トロル
- コボルドは無表情のままトロルを数秒見つめた。するとこの会話に興味がなくなったのか、目を逸らした
- これらの主張をコボルドが理解しているかはわからないが、激怒したトロルの雄叫びは彼には全く響かないようだ
- 「タートゥク。甘やかす。許す!」
- しかしコボルドはトロルの脅しにまるで動じていないようだ。床に散らかった山積みのゴミを忙しそうに漁っている。このゴミの山はトロルが少し前に近くの村を襲って集めたものらしい。汚れた敷物や壊れた机、引きはがされた扉に楢製の大き
- 「決まり!」
- 一瞬、トロルはその巨大な拳でコボルドを殴り倒すかのように思われた。しかしトロルは自分を完全に無視しているコボルドの前で立ち尽くすだけだった
- 「ハグルカがまず戦利品見る! 後で分ける! トロボルドの決まり!」
- 「おい! おい! お前! コボルド! これはトロルの戦利品!」二体の巨大なトロルがコボルドの集団に迫る。腰に巨大な拳を押し当てており、イライラしているようだ
- 「ハグルカは知ることになる! ハグルカとタートゥクがお仕置きする! 言いつけてやる!」苛立たしげに足を踏み鳴らしながらそう叫んだ
