メリアンス
- メリアンス
- メリアンス
- 「彼らはここで待つの。他にすることもないでしょ?」ニクシーは木こりの髪を掻き乱しながら笑う。木こりは彼女に向かって微笑む
- 「あんたたちのせいでしょ! ねえ、そこの二人! このデカブツどもがいじめるの! 助けてくれるよね?」
- 「えええ!?」ニクシーは華奢な足で踏み鳴らす。「ふーん、そう? いいわ、目に物見せてあげる!」
- ニクシーは足元に転がる血塗れの死体に泣きながら目を向けた。「私はただ… 脅かしたかっただけ! そうすれば私にも木にも手出ししなくなるって思ったから! あんたなんか… あんたなんか… 大嫌い、このデカブツ! あんたたち全員
- 「えええ!?」ニクシーは華奢な足で踏み鳴らす。「ふーん、そう? いいわ、目に物見せてあげる!」
- 「愚かなデカブツ! 兎みたいに増えてるのはあんたたちの方でしょ。私たちは昔からここに住んでるの! 私はこの辺の木を百年以上育ててきたし、葉っぱの一枚まで知り尽くしてる。そこに斧を持ったあんたたちが現れて、全部滅茶苦茶にし
- 「私に触れたら二人を連れて湖の中に帰るわ。私は水中でも呼吸できるけど、彼らはどうかしらね? 試してみましょうか!」
- 「人間はいつもそう! 壊して、壊して、壊してばかり。片付ける頃にはあら不思議! どこにもいないんだから。いいわ、なんにもわかっていないようだから、何をすべきか教えてあげる」
- メリアンスは怖い顔をし、水かきのある手をコラックスに向かって伸ばす。「おおおー!」
- 「化け物はあんたたちよ! それと私はメリアンス、よろしいかしら! そんな無礼な態度を取り続けるなら、このでかぶつどもを湖に沈めたっていいのよ?」
- 「だったらいいわね! 解放したらどうせ攻撃してくるに決まってる! 家族の下に帰りたいって言うなら、まずは私の森に金輪際近づかないと約束して!」
- 「ええそうね! じゃあ誰が私の木を取り戻してくれるの? いきなり現れたかと思えば目についたもの全部ぶち壊して、気が済んだら帰るって? 冗談でしょ! 壊れたものを直すのなら解放してもいいわ!」
- 「小さな羽根のような見た目の魔法の道具があるの。フェザートークンっていうんだけど。地面に投げつけたらそこに木が生えるわ。沼地を歩き回る人間の魔術師なら自作できるでしょうね。買ったとしても値は張らないし。従姉妹のティレシア
- ニクシーは口を尖らせた。「それって… 臭くて… 馬鹿な… デカブツのことじゃない! あっち行け!」フェイは泣きながら湖に飛び込んだ
