偽の牡鹿の王
- 偽の牡鹿の王
- 偽の牡鹿の王
- 「はい、男爵様… いえ、閣下… もちろんです… ありがとう… ございます…」
- 「ふざけるな! 自分の手を汚したくないだけだろ! お前ら、集まれ! 民を抑圧するとどうなるか、こいつに教えてやれ!」
- “牡鹿の王”は慌ててぎこちない挨拶をする。「ご機嫌いかがですか、男爵様」
- 「順調ですよ、閣下! 金を集めて道を塞いで… 万事順調!」
- 「厚かましい成金め! 俺は牡鹿の王じゃないかもしれんが、お前をぶちのめすことはできる! こいつをやっちまえ!」
- 「待て、待ってくれ! 殺さないで!」
- 馬鹿げた兜のせいで顔はよく見えないが、あなたの言葉を聞いて萎縮したのは明らかだ。「俺は… 違う! 牡鹿の王は俺だ! お前が殺したのは… 偽者だ!」そう言いながらも声は震えている
- 「今度邪魔したら逆さ吊りにしてやる!」
- 「ああそうかよ!? お前ら、こいつをやっちまえ! 見せしめとして橋に吊るしてやれ!」
- 「馬鹿な野郎だ! そんなの知ったこっちゃねえ… どこにも行くもんか! お前ら、この“同調者”を痛めつけてやれ!」
- 「ノックやお辞儀もせずに我が根城に来るとはどういうことだ!? 一体何様だ?」
- 偽者はあなたの視線に怯える。「何の用だ?」
- 「無礼な愚か者め! 周囲の土地は全て、牡鹿の王とその手下のものだ!」
- 偽者は口を何度か開け閉めするが、言葉は出てこない。すると視線を逸らした。「ならお前もストールンランドもクソくらえだ! 大損してることに気付けよ、男爵様。まあそれが望みってなら邪魔はしないが。行くぞお前ら。撤収だ」
- 「男爵だと? ならここに来るべきじゃなかったな。俺は牡鹿の王、民衆の英雄であり、ストールンランドを我が物顔で歩く役人の敵だ!」
- 悪名高き牡鹿の王は、ただの太った中年男性に見える。鎧は小さすぎて体型に合っておらず、不格好な兜には今は亡き牡鹿の王の頭にあったような角が生えている
- 盗賊のリーダーはしばし沈黙する。「働く… お前のために? ああ、もちろんだ! 安心してください、閣下、通行料を払わない奴は何人たりとも通さない!」
