ワーウルフ

図鑑

人間形態では、ワーウルフは普通の人のように見えるが、やや野性的な顔立ちをしていて髪がボサボサに伸びているふしもある。眉毛がつながっている。人差し指が中指よりも長い。手のひらに奇妙なあざがある。これらはすべて、その者が実はワーウルフであるというしるしだと、広く一般に認められている。もちろん、そういった告発のしるしは常に正しいとは限らず、こうした肉体的特徴は普通の人にも見られるのだが、ワーウルフがありふれた問題となっている地域では、こうした特徴はうかつな事に動かぬ証拠となり得る 多種多様なライカンスロープの亜種の中で、ワーウルフは最も広く分布し、最も恐れられている。一人森の小道に出没したり、田舎の共同体の外れの霧のムア(荒れ丘)をうろつき回ったり、大都市の影に潜んでいたりするワーウルフの話もまた広く知れ渡っている。ほとんどの共同体でワーウルフは恐れられ軽蔑される。それには充分な理由がある。典型的なワーウルフは、ライカンスロープの野蛮さと獣性をすべて体現しているのだから。善属性のワーウルフが知られていないわけではないが、そういった者たちはワーウルフの間では間違いなく少数派で、ほとんどのワーウルフは狩りと汁気の多い生肉の味に喜びを見出す悪の殺人者である ウルフが群れを作る動物であるのとまったく同様に、ワーウルフは集落にまとまって同族だけで生活し、日中は人型生物の姿、夜は獣の姿をとることで知られている。ワーウルフの村を訪れる者は一般に、住民たちの後ろ暗い秘密に気づかれずにすむよう、日が暮れる前に町から追い出される。もちろん、戻らなくても誰も気づかない不幸な客と群れが判断すればその限りではない

ワーウルフ — Kingmaker