「ここで何があった?」
- ケステンは額の汗を拭きながら一息ついた。「良いところに来てくれた、閣下! ゴブリン程度なら我々でも対処できるが、流石にこいつは…」黙り込み、アウルベアの死体を見た。「これほど大きな個体は初めて見た。民兵たちと獣狩りに行っ
- 「ただのかすり傷だ。アバダーを称えよ。皆も無事だ」
- 「ここで何があった?」
- 「急いで洞窟の調査を終わらせ、首都に帰還しよう」ケステンの声は穏やかだが、眉間に皺を寄せながら武器の柄を握りしめている
- 「あなたより少し先に到着したんだが、来てすぐにこのゴブリンどもと出くわしてな。見ろ… かなり良質な武具を装備している… ゴブリンにしてはだが。恐らく… 儀仗兵だろう」
- 「いいえ、男爵。まだゴブリンの対処しかしていない。洞窟はあなたが調べるべきだ… 事態の真相を突き止められる者がいるとすれば… それはあなただ」
- 「ただのかすり傷だ」ケステンは周りを見渡し、辛そうな声で言った。「しかし多くの家族が愛する人を失った」
- 「シャーマンはこの場所を“ラマシュトゥの子宮”と呼んでいた。ゴブリンどもがただの洞窟にそんな名前を付けるとは思えない… ここは怪物の母の聖域に違いない」ケステンは死んだアウルベアを見た。「名前の意味も分かってきたところだ
- 「負傷したのか?」
- 「我々抜きでも首都を守り切れるといいが」
- 「奴らは何を守っているんだ?」
- 「ここで何があった?」
- [去る]「洞窟の奥まで行ってくる」
- 「もう洞窟は調べたか?」
