「忘却海岸のことを話してほしい」
- ツァナはスカートの裾を持ち上げ、痛みでひどく損傷した脚を見せる。「ラマシュトゥの贈り物だ。神官の道を踏み出したときに受け取った。女神の祝福だ。この眺めを見ろ。母に仕える者の中でも、こんな贈り物をもらえた者は多くない…」
- ツァナは寂し気に微笑む。「ラマシュトゥの神官になるずっと前に、生きている玩具と遊んだ。子供の頃は、自分の邪悪なものへの愛が特別な運命の兆しだとは分からなかった。今は羊の目をくりぬき、孕んだ猫を切り裂く。でも自分自身の楽し
- 「噂では昔、この土地はラマシュトゥの子供たちの多くの揺り籠だったと言う。でも本当なのかどうかは知らない。今は、私のような者にとってうるさすぎる」
- ツァナはほんの少しだけ首を傾ける。「私は忘却海岸にある小さな村、ヴァリシアで生まれた。その場所の歴史にも関わらず、そこは私にとっても情熱にとっても故郷と言えなかった。それから私は遠くに旅してラマシュトゥの贈り物を必要とし
- 「お前の言う情熱とは何だ?」
- 「その脚はどうした?」
- 「忘却海岸のことを話してほしい」
- 「もうたくさんだ」
