見知らぬ場所で溺れるほど最悪の事態はない。その考えが仲間に力を与えたのだろう。腰に巻かれたロープをしっかりつかんだは、固い地面の上に引き上げられるまで、決して放さなかった が陸に戻ってきてようやく、あの意地悪な枝がなくな
見知らぬ場所で溺れるほど最悪の事態はない。その考えが仲間に力を与えたのだろう。腰に巻かれたロープをしっかりつかんだは、固い地面の上に引き上げられるまで、決して放さなかった が陸に戻ってきてようやく、あの意地悪な枝がなくなっていることに気づいた。おそらく、混乱の中で誰かが蹴っ飛ばして川の中に落としてしまい、そのまま流れ去ったのだろう。向こう岸に渡る唯一の希望は失われてしまった
