遥か昔、森を見下ろす頑丈な見張り塔が立っていた。昼夜問わず、敵の襲来を知らせていた。石壁は今や老朽化し、苔むしており、ここには戦士ではなく鳥が住んでいる。一階の物はとっくの昔に盗み出されているが、上階の残骸には家具がいく
遥か昔、森を見下ろす頑丈な見張り塔が立っていた。昼夜問わず、敵の襲来を知らせていた。石壁は今や老朽化し、苔むしており、ここには戦士ではなく鳥が住んでいる。一階の物はとっくの昔に盗み出されているが、上階の残骸には家具がいくつか残されている。腐った机、ガタついた椅子、小さくも頑丈な箱。残念ながら、二階へ続く階段はずっと昔に崩壊してしまったようだ
