ヒル・ジャイアント
ヒル・ジャイアントの肌の色は淡褐色から濃い赤茶色まで、髪の毛は茶色か黒、目は髪と同じ色である。獣皮を雑に加工した、毛がついたままのものを、何枚も重ねて着ている。服を洗ったりつくろったりするよりは、むしろ古いものがすりきれてきたら上に新しいものを重ね着するほうを好む。大人で身の丈10フィート、体重は1,100ポンドばかり。長ければ200年ほども生きるが、ほとんどはそこまで行かない ヒル・ジャイアントは小高い岩場に陣取って、自分の身に危険が及びにくい遠くから岩や大きな石を投げつけるのを好む。白兵戦に入る時は、最初は自分よりサイズの小さいクリーチャーに対して蹴散らし攻撃を仕掛けるのを好む。以後は足を止めて大きな重いクラブをぶん回す ヒル・ジャイアントは巨人族の中でもっとも放浪を好み、襲撃と略奪のため、人里を次々に回り巡っていく。温暖な気候を好むが、襲撃が実入りがよく成功し続ける限り、自分の好きな環境から遠くはなれて旅をすることもある。全体として、信じられないほど利己的なクリーチャーで、難なく勝てるだろうと思う時でなければまず戦わない。ヒル・ジャイアントは恐るべき敵に対してはお互いに押しやり合うことで知られ、自分が傷を負わないためには躊躇無く仲間を盾にする。ヒル・ジャイアントの集団がうろつき回るのは温暖な丘陵では普通のことであり、彼らの間断ない襲撃は、この気候帯での最も恐れられている危険の一つとなっている 悪属性ではないヒル・ジャイアントが独居しているのは非常にまれなことだが、他の人型生物の社会では時折見られることがある。もっとも、中央の都市や人口の多いところではまず受け入れられることはないが。彼らにとって最良なのは、へんぴな辺境の町で人足や兵士をしていることだが、襲撃してきたヒル・ジャイアントの一団と交渉する駆け出し外交官の役目を与えられることもよくある。不幸なことに、種族伝来の生活を捨てて文明を受け入れたヒル・ジャイアントは嘲りの対象であり、放浪生活を守る同胞は見ただけで殺そうとしてくる。それでも、“文明化”されたヒル・ジャイアントは社会の中に自分の居場所を見つけ、多くは何とか平和で平凡な生活を送る
