ワイバーン
ワイバーンはより強力な竜の血につらなる、薄汚く野蛮で粗暴な爬虫類の獣である。ワイバーンは常に攻撃的かつ短気であり、目的を果たさんとしてすぐに力に訴える。この理由により、竜は一般にワイバーンを見下しており、このだいぶ離れた近縁種のことは明らかに品性もウィットも欠ける未開の蛮族くらいにしか思っていない。大抵の場合、この一般論はぴったり当てはまる。知性の面では動物的とは言い難く、会話能力もあるのだが、ほとんどのワイバーンは難解な交渉事に我慢しきれず、まず戦ってから話し合いに臨むことを好む。それすらも、倒すことも逃れることもできない敵と対した場合に限られる ワイバーンはなわばりを持つクリーチャーである。時おり大型の獲物を小集団で狩ることもあるが、ワイバーンは一般に単体で暮らすクリーチャーであり、100~200平方マイルにおよぶ広さの地域で狩りをする。ワイバーンは獲物の豊富ななわばりでの狩猟権を巡って同族同士で死ぬまで戦うことで知られている 常に飢えていて騒ぎを巻き起こすものの、(普通はおだてと脅しと食べ物と宝を巧みに組み合わせることによって)友好的になったワイバーンは強力な味方となる。ワイバーンはしばしば巨人や人型怪物に番兵として仕え、またリザードフォークやボガードの部族の中にはワイバーンを乗騎として用いるところすらある。もっとも、長きに渡って下等なクリーチャーのために喜んで乗馬役を務めるようなワイバーンなどほとんどいないため、そのようにお膳立てするのは食料と金の面で実に高く付くのだが ワイバーンの体長は約16フィートで、その長さの半分は尾によるものである。平均的なワイバーンの体重は2,000ポンドである
