ワイルドハント
図鑑
ワイルドハントは畏怖を巻き起こす奇妙なフェイのグループで、世界を越えて狙った獲物を追う。この見つけにくい存在を目撃して生き残ったわずかな者は、緑の霧が雲上になり、中には形なき猟犬と人間離れした精度でファイア・ボルトを放つ射手がいて、遠くまで聞こえる調子のよい角笛が響き渡ったと話している ワイルドハントが単なる伝説に過ぎないと信じている者や、復讐に燃えた魂の集合に過ぎないと信じている者もいる。しかしワイルドハント騎手は実在し、その実態は強力なフェイである。ワイルドハントを構成するのは数知れぬフェイだ。「ワイルドハント」という言葉は種族全体と、敵を追う個々のフェイのグループを共に指す 全てのワイルドハントのフェイの究極の目的は、「角の王」としか呼ばれない伝説の指導者に仕えることだ。角の王の性質は知られていないが、このように強力な従者を従える能力から、半神の力を持つフェイの君主であろうと想定される。もしくは、真の神かもしれない。角の王が集合をかけると、ワイルドハントは軍団を作って協力し、伝説の敵に立ち向かう 隠遁したフェイの神の代理人を務めることから、ワイルドハントはテインと呼ばれる強力な集合体として扱われる場合もある。この説の根拠は、ワイルドハントのフェイと テインの能力が共通していて、即座に新たな次元へ転移できるためだ。しかし、ワイルドハントとテインの関係はもう少し込み入っている。テインはワイルドハントに狙われることもある。ワイルドハントの主が、テインの一時的な協力を求めて取引をすることもある 角の王の呼び声は希少で、ワイルドハントには通常自律した行動が求められる。それぞれのワイルドハントはワイルドハント・モナークに従う。モナークは苦も無くフェイの領域と物質界を旅し、新たな獲物を探す。ほとんどの仕事はワイルドハント・モナークが集めた噂から始まるが、わずかながら勇敢で知識のある者から依頼される場合もある。仕事を受けるのは価値ある相手からのみで、代償として要求されるものは大きく異なる。ただし、物質的な富には興味がない。ワイルドハント・モナークは不当な取引を持ちかけられると激怒する。ワイルドハント・モナークを騙そうとした者や、ささいな仕事を頼もうとした者は、往々にしてフェイの次の標的となる ワイルドハントのメンバーは通常フェイの故郷の出身だが、物質界に旅して獲物を追うことは多い。ワイルドハントが戦う理由は様々で、腕試しをしたいものから復讐を求めるものまでいる。ワイルドハントの改善を目的にするフェイさえ存在する 狩りをしている間は難しい獲物を求めるか、難易度を高めるためにわざわざ制限を設ける。標的を殺すことは、少なくとも当初は避けようとする。しかし、もし獲物が戦いの目的を理解することを拒み、腕試しではなく殺して反撃しようとするなら、ワイルドハントは相手に合わせて報復する。結局のところ、定命の者が愚かすぎて友好的な競争という概念を理解できないようなら、その死は無知によるものだ。ワイルドハントの行動のせいではない ワイルドハントが殺すために戦う場合もある。この場合ワイルドハントはアサシンとして動く。獲物に蘇生手段があるなら、死体を灰にする前に別の次元へ転移させる場合もある。それでも敵が生き返ってくるなら、ワイルドハントのフェイは予測できない。面白がってその場を離れるかもしれないし、激怒して血を求めるかもしれない。ワイルドハントに二度追われた敵は、死よりもひどい運命に遭うことが多い。一部のワイルドハント・モナークは、いらつかされた獲物から作られた小さな動物園を用意している。痕跡も残さず消され、蘇生魔法の射程が届かないようにされているかもしれない 極めて稀だが、ワイルドハントが新たな狩人を求めて狩ることもある。ほとんどのメンバーはフェイの領域の出身だが、わずかながらワイルドハントより逃れられず、運命の日を迎えた者もいる。ワイルドハントが特定の定命の者を求める理由は謎のままだが、ワイルドハントが力なき者を狙うことはほとんどない。長い追跡の末、ワイルドハント・モナークは儀式に従って獲物を倒し、翌朝に獲物は新たなワイルドハントとして蘇る。定命の者がワイルドハントに加わると、前の人生の記憶は消えていくが、一部には人格を残す者がいる。ワイルドハントの主が定命の者の技能に強い印象を受けた場合、その能力を残したまま、ワイルドハントの固有メンバーに変えることもある。こうして特化した狩人は記憶も保持する。旧友や家族と時を過ごすことはめったにないが、主の角笛は前世の忠誠心よりもはるかに重要に感じられる。昔の関係を維持しようとすることは難しいだろう ワイルドハントのフェイは3つの種別に分かれている。それぞれのフェイと個別や小グループで出会うこともあるが、真のワイルドハントとしてまとまった時が最も危険だ。このフェイの集団はワイルドハント・モナーク、ワイルドハント・スカウト、ワイルドハント・アーチャ―から成る
